2022全国ハンザクラスブラインドセーリング大会報告

ブラインドセーリング大会報告

① 選手は江の島より男女で2名、犬山市より男性1名、津市より男性1名、大阪市より女性1名で行われた。

② 使用艇は、オーストラリア製のハンザ2.3Wを使用し、シングルハンド(1人乗り)レースとした。


③ 12日は、10:00より受付を開始し、午前中はスタート練習と競技支援ソフト「B-SAM」の選手への周知のため、順位に関係しないトライアルレースを1レース、午後より本レースを2レース実施した。[天候 晴れのち曇り 風力1~2m/s]

計画では3レースを予定したが、風力が2m/sまでの微風であったため2レースとなった。

13日は、午前中は曇りで風力は1~2m/sと前日に続き微風で2レースを実施したが、4レース目終了時点から雨が降り出し、5レース目は行わず午後より表彰式となった。

[天候 曇りのち雨 風力1~3m/s]

④ 新開発した支援ソフトB-SAMについて、方向、距離の音声指示については問題は生じなかったが、スマホのバッテリーの消耗が極端に激しいものがあり、音声のみでのレースを余儀なくされた艇があったが、原因究明が必要である。ただし、6レースが実施できたことはほぼ満足できる結果であった。

⑤ 主催者としての総括としては、いくつかB-SAMの技術的な課題が見つかったが、それらは致命的な欠陥ではなく軽微な修正で解決できるものである。

改良した競馬のパドック式スタートにおいては、4m/sまでの風なら問題なく実施できる

  ことが実証された。

  参加した選手全員が競技内容に満足して大会の開催に感謝してくれており、毎年の実施を切望してくれたことが、今後の大会継続への大きなモチベーションとなった。

【2022全国ハンザクラスブラインドセーリング大会は、「三重県令和4年度レガシーを活用したみえのスポーツ支援事業」にて実施しました。】